質問にお答えします


Q:6カ月の子どもがいます。卵を食べると皮膚が赤くなります。そのために予防接 種はできないのでしょうか? できないとしたら、どの予防接種を避けたほうがよいにですか。ワクチンは卵から作るものもあるときいたのですが?

一般的に、乾燥弱毒生麻疹ワクチンと乾燥弱毒生おたふくかぜワクチンがニワトリ胎児細胞を 用いて作られており、注意すべきでしょう。しかし、禁忌ではない、と現在のところ考えられ ているようです。また、これらのワクチンには、いずれもカナマイシン、エリスロマイシン、 リンコマイシン、ストレプトマイシンなどが含まれており、これらに過敏性がある場合にも注 意を要すると考えられます。「同一ワクチンでも、メーカーにより異なるので、必ずワクチン の添付文書で確認」することが必要でしょう。もっと言えば、添付文書に書いてある電話番号 に電話して、情報を確認することをしても良いでしょう。医師に聞けば教えてくれると思いま す。
また、卵アレルギー、全身のひどいジンマシン及びアナフィラキシー等の既往のある場合に は、以下の様に検討することが推奨されます。

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Q:3才になる子供がいます。日本脳炎の予防接種を受けようという時に、急に主人の転勤がカナダへ決まりました。行く前に、初回(甲乙の2回分)を受けていくべきでしょうか?また、カナダの予防接種の事情はどんなものなのでしょうか?

日本脳炎の予防接種は、三才から受けられますので、初回の甲乙二回分を出発前に受けられたらと思います。1〜4週間離して摂取してください。追加接種は、9才と13才の時に受ければよいので、中学生までの間に多少変則的に行ってもよさそうです。帰国の時期が関係すると思いますが、その間に一時帰国などのことがあるしょうから、その時になさってもよいかと思います。各国の摂取の方法は、異なりますので、詳細は、厚生省生活衛生局検疫所業務管理室(03-3503-1711)、東京検疫所(03-3471-7922)で問い合わせると良いでしょう。


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